ナッジ社会実装研究センターResearch Center for Nudge Social Implementation
本センターでは、ビッグデータ時代を背景に、数理的アプローチを社会実装のデザインに取り入れる要素技術と社会実装の研究開発を行います。数理的アプローチによる社会実装デザインは、(1)人や社会、環境について洞察し、(2)個を認識して状態とありようを把握し、(3)それを踏まえて全体の調和を図ることで行います。それらの要素技術を研究開発し、社会実装を行います。
個別の事情や全体の複雑性を一顧することなく、杓子定規に単純化して全体最適化を行う従来のアプローチに比べ、人や社会、環境を「調和」することを目指すことが本センターの大きな特徴です。
研究の方向は、究極的には、AIが社会活動の調和を図る方向性であり、国際目標のSDGsの目指すところを一言で表した「人類全体の幸福」にとって重要です。この方向性は、ナッジ「nudge」が掲げる「人が賢い選択をするためにシステムがそっと促す」ことを含むため、センター研究期間の目標として「ナッジ社会実装」を掲げ、センター名としています。
- 機械学習
- 最適化
- アルゴリズム
- 認知心理学
- 環境科学