大学見本市2024~イノベーション・ジャパンに出展しました。
8月22日(木)~23日(金)に東京ビッグサイトで開催された「大学見本市2024~イノベーション・ジャパン」に、本学の礒田研究室が出展しました。
「大学見本市~イノベーション・ジャパン」は、日本最大級の産学連携イベントとして、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) によって開催されています。
全国の大学等機関から創出された研究成果の社会還元・技術移転を促進すること、及び、実用化に向けた産学連携等のマッチング支援を実施することを目的とし、本年で21回目の開催となりました。
≪出展内容≫
礒田 隆聡研究室(環境生命工学科)
「細菌を短時間で検査するスマートセンサシステムの開発」
≪技術概要≫
本シーズ技術は、試料1mLあたりの細菌数が100個以下である超希薄試料を短時間に検出する方法と、その測定システムです。病原性微生物の多くは100個以下の細菌数で発症します。
公定法では24時間以上培養し、増殖した菌を数えるコロニーカウント法や、PCR法、イムノクロマト法が主流ですが、菌種によっては数日かかります。
本システムは携帯型のため現場で検査でき、従来法の1/4の時間で判定できることが実証化されています。
≪想定される活用事例≫
本技術は全ての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進するSDGsの方策に則り、以下の活用が期待されます。
・病院、介護施設での日常的な院内感染チェック
・検査機関、保健所での人畜共通感染症の迅速検査
・食品加工現場でのHACCP(食品国際衛生基準)対策
・生鮮食品の流通における微生物検査 など