ひびきのキャンパスがある北九州学術研究都市エリアに、この4月に新しく「ひびきの小学校」が誕生します

通学路となる北九州市立大学やその他の学研都市エリアで、小学生の児童が安全に登下校し、安全に遊んでもらえるように、ひびきの地域で活動するNPO法人あそびとまなび研究所が「ひびきの親子安全マップづくり」を開催しました


と・こ・ろ・で・・・・

この活動は、全国で、また、北九州市内でも広く取り組まれている「地域安全マップづくり」に準じた活動です。その目的は、特に、子どもたちの防犯意識を育むことにあります。
不審者
による声掛けや誘拐事案がどこの地域でも懸念される中、子どもたちが、犯罪が起こりやすい場所を自分の目で見わけ
、避けることができるようになることを目指しています



今回の活動では、基盤教育センターひびきの分室の辻井 洋行准教授がファシリテーターとなり、国際環境工学部の学生や地域の高校生・高専生たちが親子の案内役となりました。
当日は、地域の親子と案内役の生徒・学生など、約50人が5班に分かれて担当地域を調査してマップを手作りし、最後に一同集まって発表会をしました


■小学生、保護者、生徒・学生が班になってまとめ作業

■作ったマップで小学生が安全・危険を発表
安全マップ作りに参加した北九大魅力発信プロジェクトの「PR大使」丸岡 明希さん(環境生命工学科4年生)からレポートがありましたのでご紹介します

丸岡さんは、地元小学校で理科実験イベントなど企画・実施する国際環境工学部の学生グループ「Desca?」でも活動しています

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日時:2017年3月27日(月)
場所:北九州市立大学ひびきのキャンパス 留学生会館 集会所
ひびきの地区周辺の小学校に通う小学生とその保護者と一緒に、「安全なところ
:見えやすくて、入りにくい」「危険なところ
:見えにくくて、入りやすい」というキーワードのもと、北九大ひびきのキャンパス内を実際に歩き、防犯の面で安全または危険な場所を探しました



そして見つけた場所を一枚の模造紙に記録し、マップにしました。
実際にキャンパス内を歩くと、日頃何も気にせず通っているところでも危険な場所がたくさんあり
、自分の身を守るためにもきちんと危険な場所は把握しておくべきだと思いました


この活動を通して、大人も子供も、防犯という面からみた安全・危険な場所を見極める力をつけることができたと思います

これを今回の活動で終えるのではなく、危険なところの見つけ方を子供たち同士で教え合ったり、保護者同士でも話題にしたりしてもらい、地域全体の防犯に対する意識を高めてもらえたらと思います。
今後もこのような活動に参加し、子供たちが安全に楽しく小学校生活を送れるような地域づくりに貢献していきたいと思います。
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九州国際大学の姜 信一研究室、藤野 博行研究室、北九州市役所市民文化スポーツ局安全安心推進課地域防犯係、北筑高校の生徒さん、北九州市立高校の生徒さん、北九州工業高等専門学校の生徒さん、「Desca?」のメンバーなど、多くの皆さまの協力のもと開催されました。
作ったマップは、市民センターなどで地域の皆さんにも見ていただけるようになる予定です。

新しく誕生するひびきの小学校・・・その校章は大学院国際環境工学研究科の出端 彩乃さんがデザインしたものなのです

(校章については「ひびきの小学校開校準備委員会だより」をこちらからご覧ください。)