平成28年8月11日(木・祝)、福岡県宗像市の宗像ユリックスで開催された「世界一行きたい科学広場in宗像2016」において、自然エネルギーを化学的に蓄積する技術の研究している本学環境技術研究所の藤井克司教授と理科の楽しさを小学生に伝える活動を行っている学生団体Desca?が「水を電気分解してみよう!!」と題して水を酸素と水素に分解する実験ブースを出展しました。
学校で水の電気分解をするときにはさまざまな実験器具を使用しますが、いずれも簡単には手に入らないものばかりです。今回はホームセンターで購入できる身近なものを使って実験を楽しんでいただきました。
準備するものは、乾電池、醤油さし、クリップ、ミョウバン、うがいくすりです。
実験の解説はこちら.pdf。
参加者は、小学生低学年から高学年と幅広く、内容が難しかったようですが、大学生が実験について丁寧に説明すると理解しようと熱心に話を聞いてくれました。
水に電流を流すと水の中にぶくぶくと泡が出たり、電極として使用したゼムクリップが熱くなったり、1つ1つの反応を観察して水の電気分解を体験してもらいましたが、なかなか水素の発生を確認できず失敗しながらも、何度も挑戦してもらいました。
水素については保護者の方の関心が高く、さまざまな質問をいただき保護者の方にも楽しんでいただいたように思います。
多くの参加者が実験体験などを通じ、自分で考えたり、自分の手でモノを作る"おもしろさ"を知ったり、イベント会場は笑顔と歓喜で埋め尽くされ、熱気を帯びていました。
これらのイベントを通して科学に興味を抱く子供たちがひとりでも多くなることを願っています。

