2月29日(月)、朝早くから八幡東区にある溝上酒造株式会社の作業場にて、杜氏の皆さんと一緒に森田研究室の
学生たちが「添え仕込み(そえじこみ)」と呼ばれる仕込み作業を行いました。
今年で3年目となる日本酒「ひびきのの杜」は、ひびきのキャンパスにある国際環境工学部・森田研究室で生まれた
新しい麹(特許取得済み)を使って、北九州市内で生産された酒造用米「夢一献」と、八幡東区の清冽な仕込み水で
作られる濃厚な味わいの香り高い日本酒です。
今年は本学創立70周年を記念して、昨年の倍以上の約2,400本を製造し、今年5月の販売を目指して、これから
作業が続きます。

はじめに蒸した米をざるに小分けして敷物の上に平らに広げ、手でかき混ぜながら冷ましました。
そして、中国の紹興酒と日本酒に使われるこうじ菌を別々に米にふりかけたりこうじ菌や米、それに水を仕込みの
タンクに入れてかき回したりしていました。


仕込まれた日本酒は発酵が進むと香りゆたかでやや酸味がある日本酒に仕上がるとのこと。
NHKの取材の方や、大学から立ち会った森田先生ほか職員達が、完全防寒の格好で見守る中、学生達は半そで
Tシャツやトレーナーなどの軽装で真剣な表情で作業を行っていました。
この模様は、29日(月)のNHKのニュースブリッジ北九州でも取り上げていただきました。

取材を受けた大学院生の竹藤春香さん(国際環境工学研究科 環境システム専攻 環境バイオシステム1年) は、
「自分たちが研究したこうじが入っていて、ほかの原料も地元のものなのでぜひ北九州の方々に飲んでほしいです」
と話していました。
現在、5月頃の発売を予定しております。詳細が決まりましたら、お知らせします。
みなさん、出来上がりをご期待ください。