10月9日(金)、北九州学術研究都市内で東筑高等学校ひびきの探究ツアーを開催しました。
東筑高校は、平成25年度から文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に認定され、その事業の一環
として、1年生320名が北九州学術研究都市と北九州エコタウンセンターで最先端の研究や北九州市の環境事業を
見学するツアーを行いました。
SSHとは!?
指定を受けた学校において、先進的な理数教育を実施するとともに、大学や研究機関などとの連携、地域の特色を
生かした課題研究など様々な取組みを積極的に行っています。
ツアーでは、北九州学術研究都市の説明をした後、グループに分かれ、入れ替わりで本学とFAIS(公益財団法人北九
州産業学術推進機構)、早稲田大学と九州工業大学のキャンパス見学をしていただきました。
ひびきのキャンパスでは、環境負荷の低減に配慮した施設が様々な所で整備されています。
まずは建築デザインコースの大学院生による案内で、このエコロジカルなキャンパスの見学を行いました。
ひびきのキャンパスの建物が南北ではなく東西に長く建てられている理由をみんなで考えたり、生徒さんからは質問も
あり、大学院生の説明を熱心に聞いていました。


次に、計測・分析センターでは、さまざまな物質や現象を計測・分析するための高性能の機器を備えており、
主にバイオ分野、ナノテク分野などの教育・研究に活用しています。

そして、最後に、液体窒素を使った科学実験を行いました。
研究員の『液体窒素は何度でしょうか』という質問にすぐに答えてくれる生徒さんもいましたが、液体窒素に葉っぱを
つけるとどうなるのか。
膨らました風船はどうなるのか。液体窒素を入れたビニール袋を振るとどうなるか。
初めての液体窒素の実験に、不安そうだった生徒さんたちも、実験を開始するととても積極的に参加してくれて
いました。
東筑高校では、これから、ツアーで学んだことをもとに、"調べ、学習"を進め、最終的には、発表会を開催するそうです。
みなさんの発表を見せていただけるのを楽しみにしています。