8月27日(木)に小学生を対象とした"北九大ひびきの探検"を開催しました。このイベントは、ひびきのあそび研究会と
連携した企画で、夏休みの最後に環境に優しい北九州市立大学 国際環境工学部の最新設備のキャンパスとおもしろ
科学実験を体験していただきました。
"ひびきの探検"では、環境エネルギーセンターで汚水浄化と水リサイクルの装置を見学し、浄化前後の色を比較しなが
ら排水処理の仕組みを学びました。

続いて、キャンパスを一望できる場所に移動し、自然の光や風を取り入れる仕組みについて学んだり屋上設置されて
いる太陽光パネルを数えるなど、環境にやさしい仕組みを取り入れたキャンパスを楽しみながら、見学していただきま
した。

そして、今回は、『Desca?』のメンバーによるおもしろ科学実験も行いました。
『Desca?』は、Do Elementary School Career Assistants(小学校学習支援)の略で、地元の小学校を訪問し
て理科を中心に授業補佐をしたり、昼休みや夏休みを利用して、理科実験を体験してもらったり、理科離れしている子
どもたちに理科の楽しさを伝えている団体です。
今回のおもしろ科学実験では、「クロマトグラフィー」と「リニアモーターカー」の実験を行いました。
クロマトグラフィーとはろ紙に水性ペンで色を付け、それを水につけると色が分かれるという実験です。小学生は各々
ろ紙に水性のペンで好きな絵を描き、水につけるとどんな反応になのるかを観察しました。
どれも、インクが水にキレイに溶けておもしろい模様ができました。


リニアモーターカーの実験では、身近な材料を使って世界最速の日本のリニアモーターカーの原理を分かりやすく学ぶ
ことができました。

どの実験も身近な素材を使った実験だったので、自宅でも試してみたいと、熱心に説明を聞いていました。
理科は疑問が多く、その疑問を解決するのがおもしろいところだと思います。生活の中にも科学的な視点で見るとおも
しろいものがたくさんあるということに、ぜひ気づいていただきたいです。
今後もこのようなイベントを通じて、小学生がもっと理科を好きになったり、科学の楽しさを分かってもらえたりという機会
を広げていきたいと思います。
毎年、春にも小学生を対象とした"ひびきの探検ツアー"というイベントを企画しております。
今回参加できなかった方も、ぜひ春休みのイベントにご参加ください。