こんにちは
今日は、北九州市立大学初のブランド酒「ひびきのの杜(もり)」をご紹介します
国際環境工学部の森田 洋研究室での麹菌の研究から、大学初のブランド酒「ひびきのの杜」が誕生しました これは、森田研究室所属の国際環境工学研究科環境バイオシステムコース修士課程2年の佐藤 由可衣(ゆかえ)さんが、平成23年から卒業論文及び修士論文のテーマとして取り組んできた成果です
名前の由来
ひびきの・・・北九州市立大学国際環境工学部のキャンパスがある北九州市若松区「ひびきの」を表しています。
杜(もり)・・・酒を仕込む職人の杜氏という意味から、佐藤さん自身を表しています。また、森田准教授の「もり」とかけてもいます。
特徴
<特徴1> 麹菌の研究から誕生した大学初のブランド酒
この森田研究の新しい麹菌は現在特許出願中です!一般的な日本酒に使われる黄麹カビと、中国で紹興酒等の製造に用いられるクモノスカビを混合培養することにより、これまでの麹では得られなかった「高い酵素活性」や「豊富な酸」を持ち、どこか懐かしさを感じる「香り」を出すことに成功しました!
<特徴2> 学生が一からつくったお酒
修士2年の佐藤さんを中心に森田研究室の学生ら有志で開発しました。佐藤さんによると、赤ちゃんの面倒を見るように、麹づくりには愛情をかけ、毎日ずっと見守っていたそうです。
<特徴3> 北九州の酒蔵にて醸造
北九州の酒造メーカーである無法松酒造有限会社の協力を得て、蔵の一角を借りて醸造作業をしました。
<特徴4> 北九州市内産の酒造用米(夢一献)を使用
地産池消にこだわりました!「大学オリジナルの麹菌」×「地元酒造会社」×「市内産酒造用米」を組み合わせ、地元の力を結集しました。
<特徴5> 米と米麹と水だけが原料
清涼目的のろ過および醸造アルコールの添加や、割り水は一切行っていません。
そして、1月23日に、ひびきのの杜について記者発表したときの佐藤さんのコメントをご紹介します
<佐藤さんコメント>
「3年間研究を行ってきたものが形となり、さらに大学のブランドとして世に出ることを光栄に思います また、研究者としても幸せに感じました
ひびきのの杜は、日本酒好きの方はもちろんのこと、同世代の方にもどういう風に作られたのか知ってもらえたらと思います
」
また、ひびきのの杜のラベルは、北九州市立大学の学生・院生から公募し、応募総数32点の中から最優秀賞に選ばれた、国際環境工学研究科建築デザインコース修士課程1年の坂本 華奈さんのデザインを使用しています
坂本さんによると、フルーティーで香り高いありのままの日本酒を感じて欲しかったので、デザインはシンプルにしたそうです また、ひびきのの杜の強烈なインパクトを勢いのある毛筆で表現したということです
なお、ラベルの青の背景は、北九州市立大学のスクールカラーであり、またボトルの緑は、国際環境工学部のシンボルカラーになっていることもポイントです
坂本さんも、1月23日の記者会見では、自分のデザインが大学ブランドの商品に採用されて非常に感慨深く、自分の作品が世に出るという感覚を学生のうちに経験することができて良かったと話していました
写真:左から佐藤 由可衣さん、森田 洋准教授、坂本 華奈さん
ひびきのの杜は冷酒でも、熱燗にしても美味しいのですが、佐藤さんのおすすめは、ソーダ割りだそうです フルーティーな香りはそのままで、喉ごしがすっきりと爽やか
なようですので、ぜひお試しください
ひびきのの杜は、1月23日から500本限定(720ml入り)で1,260円で販売いたします販売についてのお問合せは、無法松酒造有限会社(TEL: 093-451-0002)までお願いします