北九州市立大学国際環境工学部では、ひびきのキャンパス発の地域貢献プロジェクトの一環として、廃棄される
パソコンを学生ボランティアが修繕・清掃してリサイクルパソコン『Peco』(愛称"ペコ")として再生させ、地域で活
動されている団体等に無償で提供する取組みを行っています。
今回、この取り組みの第3回目として、市政だより12月1日号にて募集したところ、提供できる30台に対し公募条件
を満たした24団体に贈呈が決まり、1月7日(月)にひびきのキャンパスにて贈呈式を行いました
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リサイクルパソコン『Peco』(愛称"ペコ")について
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北九州市立大学 国際環境工学部では、5つの学科を開設し「環境」を共通テーマとして、先進的な教育・研究・技術
開発を行っています。
そのため、研究・教育用に多くのパソコンを使用していますが、これらのパソコンが老朽化や故障により大学の業務に
使用できなくなった場合、これまでは資源ごみとして廃棄処分していました。
しかし、資源の有効利用の観点から、学生を交えパソコンの処分方法について検討したところ、学生から廃棄パソコン
をリサイクルしようと提案がありこのプロジェクトが始まりました。授業等を通じて習得したコンピュータの知識や技術を
用いて、故障部品の交換や清掃、データの消去やソフトウェアのインストール等を行うことで、再生パソコンとして利用
することが可能になりました。
これらの再生パソコンは、一般の方が日常的に使用されるワープロや表計算、インターネットの閲覧などであれば十分
に使用可能です。
贈呈式では、『Peco』のメンバーから各ボランティア団体の代表に大切に使ってほしいという気持ちを伝えながら再生
されたパソコンが手渡されました。
『Peco』の代表を務める 情報工学専攻 修士2年の松本淳史さんは、「使えなくなったパソコンを各研究室を訪ねて
回収したり、活動メンバーがなかなか集まらなかったりといった苦労はありますが、修理を行う過程でコンピューターの
知識が増えるだけでなく、自分の活動が人の役立っていると思うとやりがいを感じます」と語ってくれました

(テレビ取材を受ける松本淳史さん)
ちなみに、『Peco』は、「Personal Computer + Eco」、「Eco Project」の意味です。
受け取って頂いた地域の皆様に末永く愛用していただけるようにとの願いを込めて名付けられています

(『Peco』のメンバー12名)
リサイクルパソコン『Peco』も学生ボランティア団体『Peco』も地域に愛される存在になることを期待しています
回収したり、活動メンバーがなかなか集まらなかったりといった苦労はありますが、修理を行う過程でコンピューターの
知識が増えるだけでなく、自分の活動が人の役立っていると思うとやりがいを感じます」と語ってくれました

