みなさん、こんにちは
今回は、1月20日(金)に開催された「第5回宇宙ロボット研究会」の様子をご紹介します。
「ひびきの通信」では第3回から紹介していますが、前回の第4回の研究会は昨年7月だったので、
久しぶりの開催となります。(⇒前回の記事はこちら)
たくさんのロボットが目に飛び込んできました。 これらは、北九州市立大学宇宙ロボット研究会代表 山本郁夫教授のメンバーを中心として、九州工業大学、 北九州工業高等専門学校、九州職業能力開発大学校の 協力のもと、生み出さされた宇宙ロボットのデモ機です。 今回は、山本研究室の学生さんが、完成したデモ機の 構造についてJAXAの担当者に説明を行いました。会場の部屋に入ってすぐに、テーブルに並べられた
様々な制限があります。使う材料は接着剤に至るまで 細かい指定があり、また宇宙へ打ち上げる際の強い衝撃 への耐久性や、他の機器に影響するような電磁波の発生 がないか等、多くの試験をクリアしなければなりません。 並べられているロボットはこれらに合格したもので、 製作に関わった皆さんは様々な試行錯誤をされたそう です。宇宙に持っていくことのできるロボットを作るには、
ロボットは、魚型、ダルマ型、餅焼き器型などユニーク
なものばかりで、電池でモーターを動かし風を起こして
無重力空間を進みます。プロペラを回すものや羽ばたく
ものなど、風の起こし方も様々です。
その中でも山本研究室渾身の力作は「宇宙マンタ」 です。このマンタは手のひらサイズの小さなものですが、 本物のマンタのように綺麗にペインティングされ、 体の中には最先端の技術が詰め込まれています。 ヒレを上下させることで宇宙空間を泳ぐ仕組みになっていて、本体にはセンサーが搭載されており、 手を近づけると羽ばたきが早くなり、遠ざけるとゆっくりと羽ばたきます。プログラミングによって は、障害物が近づくと旋回して回避することもできるそうです。
「ひびきの通信」では、引き続き「宇宙ロボット研究会」を紹介していく予定です。
次回をお楽しみに!