研究所の概要

所長あいさつ

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環境技術研究所 所長
井上 浩一
INOUE, Koichi

北九州市立大学では平成24年3月に国際環境工学部開設10周年を記念して環境技術研究所を開所しました。

国際環境工学部は北九州学術研究都市での開設以来、環境問題解決のために環境・エネルギーや情報技術分野の研究開発に従事し、これまで数多くの実績を上げてきました。しかし、この間世の中が複雑化し、求められる技術も学際化や複雑化していく中で研究プロジェクトや産学連携を推進していくためには研究体制の一元化と研究戦略の必要性から環境技術研究所の設置を北九州市立大学第二期中期計画に盛り込みました。

環境技術研究所には各教員の研究活動をさらに強化するための「産業技術研究センター」および海外の大学との研究開発や技術支援、グローバル人材の育成などの国際連携を目的とした「国際連携推進センター」の2つの常設センターの設置を計画していました。しかし平成23年3月11日に東日本大震災が発生し、それによる津波災害や福島原発事故によって多くの人々の生命や健康、財産を一瞬に奪われました。そこでこのような災害や事故は究極の環境問題であり、本学の英知を結集して解決すべき緊急の課題であるという認識のもとで本研究所に常設の「災害対策技術研究センター」を加え、3センター体制としました。本研究所では中核となる国際環境工学部全学科の教員が学科横断的に結集し、環境・エネルギーや情報分野だけでなく、災害対策や復興対策に関する技術開発を行います。

本研究所には国際環境工学部の全教員が研究員として所属し、引き続き地元の産業発展を支援する技術、環境を守り育てる技術、災害に打ち克つ技術をさらに飛躍させるべく、一丸となって研究開発に取り組んで参りますので皆様のご支援・ご協力を宜しくお願い申し上げます。