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2013年07月22日

環境・消防技術開発センターシンポジウムを開催いたしました

7月12日(金)、北九州学術研究都市内において、本研究所主催の環境・消防技術開発シンポジウム「コミュニティの力を活かした安全・安心な都市作り~自助・共助・公助の連携をめざして~」を開催いたしました。
当日は、大変暑いなか多数の方にご参加いただき、ありがとうございました。

始めに、独立行政法人産業技術総合研究所の山下倫央氏より、「安全・安心で快適ななまちの使い方-人の流れのデザイン-」について講演していただきました。講演では、人の流れについてシミュレーションを使って色々なシナリオを検証し、それにより、災害時の避難誘導や避難開始のタイミングを推測するなど、訓練に活かしていることを発表していただきました。

山下 倫央氏((独)産業技術総合研究所 サービス工学研究センター主任研究員)

次に、山口大学瀧本浩一准教授より、「地域防災力の再生と向上~誰がそれをどのように行うのか?~」について講演していただきました。先生は、防災教育について、仕込み型の教育ではなく、引き出し型の教育が防災力の向上につながること、また、地域のリーダーを防災組織リーダーとして育成する必要性など様々な事例を通して講演してくださり、これから「防災」についてどのように取り組むべきかお話いただきました。

瀧本  浩一氏(山口大学大学院理工学研究科 准教授)

続いて、北九州市危機管理室 三浦隆弘氏より、「自助・共助による災害に強いまちづくり」について、北九州市で現在または今後取組んでいく「防災」について、お話していただきました。

三浦 隆弘氏(北九州市危機管理室 防災企画担当課長)

 
 

総合討論会では、会場の方より3人の講演者の方へ、講演のお話についてより具体的な内容の質問があり、これからの防災について産学官民の参加者を交えた活発な意見交換が行われました。

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今後とも本研究では、「防災」について地域や企業の方と連携して、災害対策技術の研究、開発に務めてまいります。